ストックドッグ

KatoTakahiro。金融系の会社で働くSEが株やPython、その他諸々について書いています。サービスも運営してます→http://fmbrain.work

大学生が株を始めたが、順調に損をしている 〜株レポート〜

目次

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トータルはマイナス...

今年の6月頃から、株をはじめました。

就活は無事に終わったのですが、就活に専念するためにバイトは辞めてしまっていました。

お金は必要でしたが、再びバイトを始めるのも効率悪いなと思っていましたし、そもそも、これ以上じゅうじゅうカ◯ビでお皿を洗いたくはありませんでした。

なので、貯金してあった25万を元金にし、株をすることにしました。


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現在の収支をグラフ化したものです。

評価損益率 評価損益額
-0.32% -7124円


順調に損をしています...

最初は25万あったお金が、現在は24万2876円になってしまいました。

バイトしていたほうが、遥かに稼げましたね笑


何かがおかしいと気づいた

自分なりに株の勉強をしながら、実践で試して、また勉強をして・・・を繰り返してきました。

現在は自分なりにある程度のスタイルを確立させ、自分なりのルールを基に取引を行っています。

改善を繰り返しているのに、いまいち結果がでない、なぜだ、と悩み、一度全ての取引のデータを見直すことにしました。

取引をした際は必ず、こんな感じでエクセル的なやつにまとめています。

銘柄 評価損益額 評価損益率 買取注文日 約定株数 平均約定買取価格 手数料 課税額 受渡金額
第一生命保険 -3880 -2.6% 2016-8-9 100 1458.5 176 14 146040


先ほどにも書いたとおり、トータルの評価損益率は-0.32%です。

わずかに0を下回っている程度です。

これだけ見ると、ちょっと損しているくらいでいいはずです。


しかし、評価損益額は-7124円です。

7124円は25万の2.8%です。

評価損益率が-2%前後なら、これだけ損しているのも納得ですが、なぜ-0.3%なのにこれほど損をしているのか!


損している正体

一つは心当たりがありました。

それは税金です。

株は利益が出た場合は、利益の20%が課税としてもっていかれます。

例えば、利益が1万円でても、2000円税金で引かれるので、手元の利益は8000円になってしまいます。

しかし、課税されるのは利益がでている場合のみです。

私はトータルで利益がでていないので、引かれないはずなのですが、けっこう最近まで源泉徴収されてしまう特定口座で株を取引していました。

これがけっこう響きました。

トータルで7124円も損をしているのに、あろうことか税金を6347円も献上していました。

これが原因1でした。


原因2が本当に意外でした。

それは手数料です。

SBI証券を使っているということもあり、手数料はそこまで高くありません。

一回の取引でだいたい100円か200円くらいです。


私はスイングトレードでやっているので、だいたい2日から1週間くらいで売買します。

ということもあって、そこまで意識していなかったのです。

しかし、塵も積もれば山となる。

今までにかかった手数料を計算してみると、なんと1万2777円にもなっていました。

これさえなければ、十分利益がでていたんですね...


もっとお金があれば、損しなかったんじゃないか?

私は考えました。

「たしかに、手数料には気をつけないといけないとよく聞く。しかし、ここまで手数料に大打撃を与えられるのもおかしくないか?」


手数料に気は払いますが、手数料があるないで、収支がプラスからマイナスにいったりするのはさすがに聞いたこと無い。

なぜ、手数料がここまで大打撃になりうるかというと、元金の少なさにありました。


他の投資家は、だいたい1000株単位で買っています。

そうなると手数料は微々たるもんです。


しかし、私は100株単位でたいてい買います。

2000円の利益がでても、手数料が200円かかれば、10%も手数料にもっていかれていることになります。


元金の少なさ、これが最大の原因です。

もっと、元金があり、手数料の割合が相対的に小さくなれば、収支はプラスでもおかしくはなかったのです。


自分の株の選び方自体は悪くないんじゃないか?


よし、実際に自分がお金持ちだったことを想定してシミュレーションしてみよう。


自分がお金持ちであったケースをシミュレーションしてみた

まず、元金が2倍の50万あった場合

単純に、今までの取引の約定株数を2倍にしました。

(例)
100株 → 200株

200株 → 400株

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なんとプラスになりました!

だいたい5000円ほどの利益がでています。


次に、元金が10倍の200万あった場合

すべての取引の約定株数を10倍にしてみました。

(例)
100株 → 1000株

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利益がさらに増えました。

だいたい10万ほどの利益がでています!

悪くないですね!!笑


この結果はかなり嬉しいですが、しかし、実際にあるお金は25万円です。

今はむしろ、ちょっと減っています。

株の選び方自体には、大きな問題はないということはわかりましたが、現実問題、元金を増やすか、手数料を減らすかしないとおそらく一生利益はでないです。

これ以上、手数料に泣かされたくはありません!


次なる戦略

今回の分析でわかったことは手数料の偉大さです。

こうなれば、どうにかして手数料を減らさなければなりません。


解決策として、今までは25万円でだいたい銘柄を2つ買っていました。

銘柄を2つ買えば、だいたい25万円いっぱいいっぱいになります。

しかし、これからは25万円で1つの銘柄を買おうと思います。


今までは、100株×2 だったので、手数料が2回かかっていました。

200株×1 にすれば、手数料は1回だけで済みます。


リスクオフという意味でも、毎回2つの銘柄に買いを入れていました。

急落の可能性などを考えると、なかなか1つの銘柄に資金を投入するのは危険です。


ですが、リスクばかりを考えて、利益がでていないのが現状です。

少しだけとるリスクを大きくする必要があるように感じます。

その分、銘柄は今より慎重に選ばなければなりませんが...


約定株数なんてものはケースバイケースですが、今後は基本的にこの戦略で戦ってみようと思います。