年内の利上げにはやっぱり前向き 〜株レポート〜
上値の重い今週の相場
今週の相場では、ほぼすべて逆張りで銘柄を選んでいました。
急落している株を探しまくって疲れました...
というのも、イエレン議長の発言が利上げにかなり前向きであったこともあって、今週のはじめに日経平均が16900円あたりまで上昇しました。
それ以降は上値が重く、順張りしても利益が確保できないような気がしたので、逆張りばかりしていました。
今年中に利上げをするか否かの判断が、やはり今後の取引の大きな軸となりそうです。
年内での利上げにはやっぱり前向き
昨日(9月2日)、米の雇用統計が発表されました。
米雇用統計の結果は、非農業部門雇用者数の伸びが15万程度でした。
非農業部門の雇用者数は、景気動向を敏感に反映するため指標としてよく用いられます。
市場は、18万人と予想していたため、3万人ほど下回っています。
しかし、FRBは予想は下回っているものの、問題はないと言っています。
FRBは、現在の労働市場は完全雇用に近いので、雇用者はそこまで伸びる余地がなく、10万人いれば十分であるとの主旨の発言をしています。
雇用統計の結果を市場はどう見たか。
9月での利上げはなさそう。
しかし、12月には利上げするのではないだろうか。
こんな感じで市場は予想していると思います。
雇用統計発表後は、ドル円レートが103〜104円ほどまで下落し、日経平均先物も大台の17000円を突破しています。
この値動きを見ても、今回の雇用統計は少し弱かったものの利上げ観測は根強くあることを示していると思います。
来週以降の相場でのポジション
日経平均は17000円を割ることはなく、17000円ちょい上をさまようと予想します。
日銀のETFの買い支えもあり、なかなか下落はしづらい状況なので、一度17000円にのったら、そうそう割ることはないように思います。
ドル円レートが104円程度だと、企業が予想している為替レートにも近づくので、輸出企業の銘柄を中心に買い戻しの動きも捗るはずです。
なので、来週のポジションは素直に上昇トレンドにのっている銘柄を順張りで買い漁っていこうと思います。