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株も歩けば犬に当たる

25万から株を始めた大学生。バイトのほうが稼げると気づいた今日この頃。pythonや株について書いてます。

大統領選の世論調査はどれが正しいのかを検証してみた

株レポート

目次

なぜ検証するのか?

世論調査は発表されていますが、いったいどの結果が最も真実に近いがわかりません。

ブレグジット世論調査通りで行けば、残留派が優勢であったにも関わらず結果は離脱。

世論調査という手法自体に精度の限界はありますが、その中でも最も精度の高い世論調査の結果を知りたいですよね。

世論調査は実施の仕方で大きく結果がブレるので、(日本でも実施するメディアが右派か左派かで結果が全く異なりますよね)、この検証でまともな世論調査をしているメディアを見つけ出したいと思います。

複数メディアが実施している世論調査

www.realclearpolitics.com

このHPによると、クリントン46.6、トランプ44.9で、クリントンが1.7ポイントリードという状況です。

ただ、この結果の問題点として、すべてのメディアが実施している世論調査の平均をとっている点が上げられます。

適当な調査結果も、厳密な調査結果も対等というのはまずいですよね。

実施しているメディアによって多少結果は異なりますし、実際には世論調査の結果の誤差は5ポイント程度あると言われています。

(メディア総じてクリントン応援ムードなので、一部では本当にこの世論調査は真実なのか、という声もあるほどです。)

そのため、この調査結果の数字を全面的に信用できるかというと、そうではないことがわかると思います。

なので今回は、どのメディアの世論調査最も世論の意見を反映しているかについて検証します。

対象メディア

  • FOX NewsFOX News
  • CNN/ORCCNN/ORC
  • Reuters/IpsosReuters
  • Economist/YouGovEconomist


この4つのメディアが実施している世論調査に絞り今回は検証していきます。

この4つのメディアは年初から10回〜20回ほどの世論調査を実施しているので、十分なデータ量であると判断しました。

他のメディアは実施回数があまりに少なかったです。(実施回数3,4回が多かった印象です)

検証方法

Google Trendsと各メディアの実施している世論調査の相関をとりました。

Google Trends(グーグルトレンド)は、ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツール。

検索ワード : 「Donald Trump」& 「Hillary Clinton」

場所 : US (アメリカ合衆国国内で検索されたワードのみを計上)

現在はクリントン65、トランプ55であり、クリントンのほうが良く検索されていることがわかります。

最近、逆転してますね。

世論調査Google Trendsの関連性

Googleはネット環境のあるすべての人が使用できるツールであり、とくにアメリカ国内では圧倒的なシェアを誇ります。

そのため、Googleで検索されている数が多い = 関心度が高い と言えます。

そして、Google Trendsを利用する最も大きな理由として、データのサンプル数が十分だからです。

google Trendsのデータにブレはないと考えていいと思います。


次に、今回の大統領選の特徴的な部分として、お互いが過去に闇を抱えていることが上げられます。

トランプは過去の暴言等々、クリントンはメールの私的利用や汚職等々。

これらの真実を知りたいアメリカ国民が必死にググっていることがGoogle Trendsからも見て取れます。

クリントンのメール私的利用に関してFBIが再調査を開始したタイミングもピッタリ一致していますね。

とすると今回の大統領選に限り、Googleで検索されることはマイナス要因であることが言えます。

検索数が上がる = スキャンダラスな過去が暴かれる

とすれば、検索数が上がれば、世論調査での支持率は下がると考えると、Google Trendsの検索数と世論調査は逆相関するのではないでしょうか。

仮説

少々無理やりですが、今回の検証はGoogle Trendsと逆相関している世論調査が、最も適切に世論の意見を反映しているとします。

結果

仮説どおり、Google Trendsと逆相関を示す世論調査がありました。

グラフの見方
Poll(Trump) : 濃い赤色の線。上のメディアが実施しているトランプの支持率を表しています。
Google(Trump) : ピンク色の線。Google Trendsでトランプが検索されている数。
Poll(Clinton) : 青色の線。上のメディアが実施しているクリントンの支持率を表しています。
Google(Clinton) : 緑色の線。Google Trendsでクリントンが検索されている数。

FOX NewsFOX Newsの結果

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世論調査実施期間 : 6/21 〜 11/3
調査実施回数 : 計16回

トランプの検索数と世論調査の相関 : -0.2

クリントンの検索数と世論調査の相関 : -0.3

ほぼ0なので、無相関に近いと言えます。

FOX NewsFOX Newsが行っている世論調査Google Trendsに相関関係はありません。

どういった調査方法なのかは知りませんが、ここの世論調査結果ははたして信用していいのだろうか...

もちろん、仮説が正しい前提ですが...

CNN/ORCCNN/ORCの結果

f:id:doz13189:20161106205917p:plain

世論調査実施期間 : 8/13 〜 10/23
調査実施回数 : 計10回

トランプの検索数と世論調査の相関 : -0.5

クリントンの検索数と世論調査の相関 : 0.2

トランプに関して言えば、ある程度逆相関関係がありました。

しかし、-0.5なので、それほど気にするほどの数字ではありませんね。

クリントンはほぼ0です。

あまり、いい結果はでませんでした。

Reuters/IpsosReutersの結果

f:id:doz13189:20161106210401p:plain

世論調査実施期間: 6/4 〜 11/4
調査実施回数 : 計23回

トランプの検索数と世論調査の相関 : -0.8

クリントンの検索数と世論調査の相関 : -0.3


トランプに関して言えば、強い逆相関があると言えます。

ここは調査回数も多く、データが豊富だったため、ある程度の関連性が見えてきたのだと思います。

ただ、クリントンに関してはパッとしないですね。

Economist/YouGovEconomistの結果

f:id:doz13189:20161106210711p:plain

世論調査実施期間 : 6/2 〜 11/1
調査実施回数 : 計21回

トランプの検索数と世論調査の相関 : -0.7

クリントンの検索数と世論調査の相関 : -0.68


どちらも逆相関が表れました。

目視でも、逆相関している様子が伺えますね。

ここも調査回数が多かったので、いい結果が出たのだと思います。

結論

Economist/YouGovEconomistによる世論調査が最も世論の意見を反映していると、今回の検証では明らかになりました。

f:id:doz13189:20161106210711p:plain

ここの世論調査の結果では、クリントン48、トランプ45と3ポイント差をつけてクリントンがリードしていることがわかります。


この検証を通して共通して言えるのは、データ数がある程度多ければ、それだけ相関関係もはっきりと出ました。

ただ、どのメディアも実施回数がそれほど多くありませんでした。(3〜4回くらいのメディアが多数)

実施回数がそれほど多くないメディアも含めて、平均し世論調査として発表しているので、その数字はあまり信用できないのではないでしょうか。

しっかりとした調査を行っているメディアの結果を参考したいですね。


※アメリカの選挙方法は少し特徴的なので、世論調査の結果と直結しません。

統計学の知識が浅いので、いたらない点が多いと思います。なので、こんな結果もあるよ〜ぐらいで楽しんでください。